腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板の破損や変形によって起こる疾患です。
ヘルニアという言葉は知っているけど、よくわかってはいないという方が大半だと思いますので、以下にメカニズムを記載していきます。

１．椎間板の構造と役割

椎間板は、脊椎骨と脊椎骨の間に存在する軟らかい軟骨組織で、脊椎の動きを柔軟にし、ショックを吸収しています。

２．椎間板の変性

長期間の姿勢の維持や腰部への負担、加齢などの要因により、椎間板が変性し、脊椎の構造が変化します。
これにより、椎間板が薄くなり、柔軟性が低下します。

３．椎間板の破損

椎間板が変性すると、内部のゼラチン状の核が椎間板の外側の線維環を突き破ることがあります。
これによって、椎間板の内部が椎間板の外側に突出し、椎間板ヘルニアが生じます。

４．神経根への圧迫

椎間板ヘルニアが生じると、突出した部分が周囲の神経根や脊髄を圧迫し、痛みやしびれ、筋力低下などの症状を引き起こします。この圧迫によって、神経が刺激され、腰部や下肢に痛みやしびれが生じます。

５．症状の範囲

椎間板ヘルニアの症状は、ヘルニアの位置や大きさ、圧迫される神経の位置によって異なります。
軽度の場合は軽い痛みやしびれが生じることもありますが、重度の場合は激しい腰痛や下肢のしびれ、筋力低下などの症状が現れることがあります。

椎間板ヘルニアは、急性の外傷や慢性的な負荷などによって引き起こされることがあります。適切な治療を行わないと、症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
そのため、早期の診断と適切な治療が重要です。

まず、腰椎椎間板ヘルニアが疑われる場合は必ず整形外科を受診して診断を受けてください。
重症な場合は手術対象にもなりますので、お早目の受診が望ましいです。

医師により保存療法が選択された場合は神田ふれあい鍼灸整骨院での施術が可能となりますので、是非ご相談ください。

鍼灸施術

筋膜リリース

電気治療

以下の症状が現れている場合は、別の疾患の可能性もあります。
器質的な疾患の自己判断は危険ですので、疑われる場合は整形外科の受診をお勧めします。

脊柱管狭窄症

坐骨神経痛

梨状筋症候群